2017/04/13
ズボンの裾口の後ろ側には、裾口が靴と擦れて破れるのを防止するために、靴ズレと呼ばれるパーツを縫いつけております。長年、着用しておりますと、靴ズレが擦り切れてくる事があります。でもご安心下さい、靴ズレが切れても本体には傷が付きませんので靴ズレのパーツを交換すれば元通りになります。
靴ズレは主に、生地の端っこ(いわゆるミミと呼ばれる)部分を使います。画像の様に生地のブランド名が入っている部分です。理由は、ミミの部分は耐久性に優れているからです。画像は取り付けていた糸を外したところです。
お持ち頂いた残布にはミミの部分がありませんでしたので、こちらでストックしていたミミの部分の生地で色とクオリティーが合うモノを選んで、靴ズレを作ります。
しつけ糸で取り付けていきます。仕立てている場合や、股下寸法変更の場合は、裾口のまつり作業前になりますので、ミシンで縫いますが、今回の場合はパーツの交換だけですので、手でまつり付けになります。
ズボンの裾口から内側で少しだけ生地が出ているのがお分かり頂けますでしょうか、たったこれだけ出して付けるだけで、裾口をスレから守る役割を果たします。オーダーメイドのスーツには、耐久性を増すための工夫がたくさん施されております。目立たない部分ですが、重要な役割を果たすパーツもたくさん取り付けられております。
ご自身が着用なさっているお洋服の裾口を見て下さい。もし、靴ズレが痛んでいたら、早急に交換する事をおススメ致します。あまりにも放置しておくと、裾口の本体まで破れてしまう可能性もありますので・・・。
靴ズレの交換修理
<破れてしまった靴ズレ>

ズボンの裾口の後ろ側には、裾口が靴と擦れて破れるのを防止するために、靴ズレと呼ばれるパーツを縫いつけております。長年、着用しておりますと、靴ズレが擦り切れてくる事があります。でもご安心下さい、靴ズレが切れても本体には傷が付きませんので靴ズレのパーツを交換すれば元通りになります。
靴ズレは主に、生地の端っこ(いわゆるミミと呼ばれる)部分を使います。画像の様に生地のブランド名が入っている部分です。理由は、ミミの部分は耐久性に優れているからです。画像は取り付けていた糸を外したところです。
<靴ズレのパーツを製作>

お持ち頂いた残布にはミミの部分がありませんでしたので、こちらでストックしていたミミの部分の生地で色とクオリティーが合うモノを選んで、靴ズレを作ります。
<取り付け>

しつけ糸で取り付けていきます。仕立てている場合や、股下寸法変更の場合は、裾口のまつり作業前になりますので、ミシンで縫いますが、今回の場合はパーツの交換だけですので、手でまつり付けになります。
<靴ズレの確認>

ズボンの裾口から内側で少しだけ生地が出ているのがお分かり頂けますでしょうか、たったこれだけ出して付けるだけで、裾口をスレから守る役割を果たします。オーダーメイドのスーツには、耐久性を増すための工夫がたくさん施されております。目立たない部分ですが、重要な役割を果たすパーツもたくさん取り付けられております。
ご自身が着用なさっているお洋服の裾口を見て下さい。もし、靴ズレが痛んでいたら、早急に交換する事をおススメ致します。あまりにも放置しておくと、裾口の本体まで破れてしまう可能性もありますので・・・。
