2017/05/21
先日、裁断作業をアップしたジャケット生地が、仮縫い状態の形になりました。これをお客様に試着して頂き、着丈、袖丈はもちろんの事、シルエット(バスト、ウエストのゆとり量)、左右の肩の傾斜と型紙が合致しているか、鎌(アームホール)の深さや、袖の太さ、ラペルの幅、ゴージ位置、ポケットの位置やデザイン、ボタン位置等を確認します。反身や屈身、肩下がりや、背中のシルエットはこちらで確認して必要であれば修正をして、お客様にご提案させて頂いております。
当店では仮縫いは本縫いに使う作り毛芯ではなく、1枚の毛芯で行っております(ROYAL ORDER)のみ、理由は毛芯が1枚の方がより、型紙の欠点が分かりやすく、精度の高い洋服になるからです。近年の生地は昔に比べますとライトウエイトが大多数ですので、型紙の精密さもかなり要求されます。
裁断時の計算通り、肩線でチェック柄がきっちりと合っています。大幅な補正が出なければ、職人さんも合わせる事を意識して縫って下さいますので、綺麗にチェックが合ったジャケットが出来上がります。
袖付けはアームと袖山とのカーブが連結されますので、ルールをしっかり守れば必ずチェック柄は合うようになります。これは裁断学校で必ず習いますのでそれほどは難しい事ではありませんが、やはり合うと気持ちいいモノです。
仮縫いでは補正が出ない様にするのが、テーラーとしては大切です。仮縫いの試着が終われば、この洋服はもう一度バラバラに解いて、それぞれのパーツに戻します。修正した型紙でマーキングをし直して、本縫いに入ります。
仮縫い状態のジャケット
<仮縫い>

先日、裁断作業をアップしたジャケット生地が、仮縫い状態の形になりました。これをお客様に試着して頂き、着丈、袖丈はもちろんの事、シルエット(バスト、ウエストのゆとり量)、左右の肩の傾斜と型紙が合致しているか、鎌(アームホール)の深さや、袖の太さ、ラペルの幅、ゴージ位置、ポケットの位置やデザイン、ボタン位置等を確認します。反身や屈身、肩下がりや、背中のシルエットはこちらで確認して必要であれば修正をして、お客様にご提案させて頂いております。
<1枚の毛芯で>

当店では仮縫いは本縫いに使う作り毛芯ではなく、1枚の毛芯で行っております(ROYAL ORDER)のみ、理由は毛芯が1枚の方がより、型紙の欠点が分かりやすく、精度の高い洋服になるからです。近年の生地は昔に比べますとライトウエイトが大多数ですので、型紙の精密さもかなり要求されます。
<チェック柄の確認>

裁断時の計算通り、肩線でチェック柄がきっちりと合っています。大幅な補正が出なければ、職人さんも合わせる事を意識して縫って下さいますので、綺麗にチェックが合ったジャケットが出来上がります。
<袖も柄を合わせる>

袖付けはアームと袖山とのカーブが連結されますので、ルールをしっかり守れば必ずチェック柄は合うようになります。これは裁断学校で必ず習いますのでそれほどは難しい事ではありませんが、やはり合うと気持ちいいモノです。
仮縫いでは補正が出ない様にするのが、テーラーとしては大切です。仮縫いの試着が終われば、この洋服はもう一度バラバラに解いて、それぞれのパーツに戻します。修正した型紙でマーキングをし直して、本縫いに入ります。
